社会人が知っておきたい ビジネス用語152選!!業界別の使い分け方もご紹介! Part2「タ行~ハ行」編 

仕事

本記事はたま(私)が厳選した ”社会人が知っておいて損をしないビジネス用語152選” のうち「タ行」~「ハ行」をご紹介します。すでにPart1では「ア行」~「サ行」をご紹介しています。次回のPart3では「マ行~ワ行」と「A~Z」をご紹介します。(随時更新予定)

なぜビジネス用語を紹介するのか?

たまは学生時代を含め、様々な業種・業界のお仕事を経験する機会がありました。

その経験の中で同じ用語でも業種・業界ごとに意味が違っていたり、まったく知らない用語があったりなど、困惑した経験があります。

また、他業種の方とお話しする際に相手の業種・業界の用語を知っているだけで、交渉や協働がスムーズかつ高い成果を挙げることが出来たこともあります。

これらの経験からビジネス(仕事の場)で使用される「用語」の知識は、きっと皆さんにも役立つものだろうと考え、今回の記事を作成しました。

お知らせ

ビジネス用語は同じ言葉でも業界ごとに若干異なる使い方をされることがあります。そのため業界によっては今回紹介する内容が100%正しいとは言えないこともあるかもしれません。また、できる限り業界ごとに意味が異なるような用語には複数の解釈を添えていますが不足もあるかと思います。

「この用語にはこんな使い方があるよ」「この使い方はあまりしていないよ」など、皆様からご意見を頂けると、ありがたいです。ご意見はお問い合わせフォームよりお願いいたします。

それではご紹介していきます!多くの方にご活用いただければ幸いです(^^)/

たまが選ぶビジネス用語150選 Part2

タグとその意味

類似 ⇒ 似ているが異なる意味の言葉

対義 ⇒ 反対の意味、もしくは対になって使用される言葉

関連 ⇒ 関連のある言葉

タ行(11単語)

ターゲティング(Targeting)
マーケティング用語で「ターゲットにする市場を選定すること、またはそのプロセス」のこと。

タイト
直訳では「きつい」「かたく、しっかりしている」「密着している」という意味。ビジネスシーンでは商品の品薄状態や需要と供給のバランスがひっ迫している状態などを表す場合に使用される。

ダイバーシティ(Diversity)
直訳では「多様性」となる。集団において年齢、性別、人種、宗教、趣味、思考、価値観など様々な異なる属性を持った人々が集まった状態のこと。
多様な人材を登用し活用することで、組織の生産性や競争力を高める経営戦略の要件として認知されている。

タスク(task)
課された作業・課題・仕事のこと。コンピュータ内で処理される作業の最小単位のこと。

たたき/たたき台
本来は鍛冶屋にある熱い金属を載せる台を「たたき台」という。ビジネスシーンでは「批判・検討を加えて、よてよい案を得るための原案」という意味(デジタル大辞泉)。

ディビジョン(division)
分割、分配、分け隔てること、区分、部、部門などの意味(weblio辞書)。企業・団体では「部門」という意味となる。

データマイニング(Data mining)
大量のデータから有益な情報を採掘すること。企業が収集する大量のデータを統計学や人工知能などの分析手法で分析し、有用なパターンやルールを発見することでマーケティング活動を支援する統計的手法やツールの集合体のこと。

デフォルト(default)
直訳では「怠慢」「怠る」「何もしない」「実行されない」などの意味となる。
金融:不履行、滞納、債務不履行など
法律:裁判を欠席する、履行を怠るなど
スポーツ:放棄、欠場、不出場など
コンピュータ:既定値、初期値、初期設定など
社会:標準、不足、元々、最初からなど
(SFA JOURNAL)

テレコ
「入れ違い」「食い違い」「あべこべ」という意味。主に関西で使用される傾向あり。

トップダウン
指示が目上の者から下の者に下される体系。意思決定が最高レベルから下位へ下されるマネジメントスタイルのこと。日本語では「上位下達」という。
対義 ボトムアップ

ドライブ
ビジネスシーンで使用する場合には「前に進める」「追い立てる」「追いかける」「駆り立てる」などの意味となる。自分や他者を奮い立たせる、鼓舞するために使用される。

ナ行(11単語)

なるはや
「なるべく早く」の略。期限が指定されていないため「いわれた側」が確認する必要あり。

ニアリーイコール(nearly equal)
「≒」この記号の読みで「ほぼ同じ」「おおよそ等しい」「ほとんど等しい」などの意味。

ニッチ(niche)
直訳では「隙間」を意味する。業界やシーンで意味が異なる
ビジネスシーン:「大手の企業が参入していない小さな市場や商品」のような意味。
建築分野:壁のくぼみ
地学分野:岩のくぼみ
生物学:生態的地位
(weblio辞書)

ニーズ(Needs)
直訳では「要求」「欲している」「求めている」「必要な」などになる。
種類:顧客~、顕在~、潜在~、基本的~、副次的~、機能的~、情緒的~(kaonavi 人事用語集)

人工(にんく)
労働力を表す言葉。作業者の手間を数える語。ある仕事・作業をこなすために一定期間(1日や半日、1時間など)に必要な人員数のこと。主に建築・土木分野で使われる語。

人月(にんげつ)
仕事量を示す単位。人数×時間(月)で表す。システム開発の工数やプロジェクトの大きさを表現される際に使用される。1人当たりの費用/月(人月単価)からシステム開発にかかる費用の算出が出来る。

ネゴシエーション(negtiation)
直訳では「交渉」。入札や見積もり合わせなどで請け負い先が決まらない場合に、発注側が最低金額入札者や適格者を選定して交渉すること。略して「ネゴ」と言われることもある。

ノウハウ(Know-how)
一般的に「何かを行うためのコツ」という意味で使用される。
ビジネスシーンでは専門分野における情報資産・知的財産として捉えられる傾向が増している。企業秘密として扱われる場合もある。

ノーティス(notice)
「通知」「通報」「告知」「掲示」「予告」という意味で使用される。
ホームページなどで企業からのお知らせ部分を「notice」というように使用されることもある。

ノマド(nomad)
直訳では「遊牧民」を意味する。ビジネスシーンでは「特定のオフィスや作業場を持たず、場合によっては時間も調整・変更して臨機応変に対応しながら仕事をする働き方」を指すことが多い。

ノルマ
「個人や団体(部署や組織)に対して国や企業などが強制的に割り当てた労働の目標」を意味する。
場合によっては期限(時間制約)を設けられることもある。

ハ行(25単語)

バジェット(budget)
「予算」「経費」という意味で使用される。

バズ・マーケティング(Marketing buzz)
人為的に口コミを発生させるマーケティングの手法。

バッファ・バッファー(buffe・buffer)
「時間・資源的なゆとり」「緩衝」「緩和」「余裕」などの意味がある。もともとはコンピュータ関連の用語で「一時的に情報を保存する領域」のこと。IT用語では「保存領域」を示すことが多い。

パラダイム(paradigm)
元々は「模範」「範」を意味する語で1962年に科学哲学者のトーマス・クーンによって提唱された科学哲学上の概念を示すことが多い。
ビジネスシーンでは「特定の時代や業界・分野において人々の考え方、捉え方の基本・模範」を指す。極力簡単にすると「その時代・業界・分野における共通認識・共通概念」である。

パラダイムシフト
「共通認識・共通概念を革命的に転換する」こと。

ビハインド
プロジェクトの進行・進捗が遅れていることを指す。
関連 リスケ
対義 オンスケ

ヒヤリハット
「ヒヤリとする」と「ハッとする」を足して作られた造語で、労働現場において重大な事故につながる可能性のある事故に至らなかった事例を示す言葉。ハインリッヒの法則の最下部を指す。

ヒューリスティック(Heuristic)
「必ずしも正しい答えではないが、ある程度正しい答えに近いレベルの答えを導き出す方法」のこと。
答えの精度は保証されないが、答えるまでの時間が短いという特徴がある。近しい日本語では「経験則」がある。

費用対効果(別称:コストパフォーマンス)
「ある物・事にかけた費用に対しての効果」を意味する。

ファクト(fact)
直訳では「事実」「実際」を意味する。
日本語で「本当ですか?」と尋ねるよりも「ファクトはあるか?(ありますか?)」と尋ねた方が疑い < 事実確認の意図が強調できる。

フィードバック(feedback)
直訳では「帰還」を意味する。
ビジネス・教育シーンでは「指導者や裁定者などの判断をする立場の者が、相手の行動に対して改善点や評価を伝えて軌道修正や動機付けをしたりするために、口頭や文章で行う教育・指導」のこと。

フィックス(fix)
直訳は「固定(する)」「決定」「確定」「元に戻す」「直す」「治療する」「解決する」「整える」「準備」「用意」など多数の意味を持つ。
ビジネスシーンでは「確定」「決定」の意味で使用されることが多いが、各業界・分野で固有の使用方法もある。
IT業界では「直す」の意味でバグの修正を「バグフィックス」という。
建築業界では「固定」の意味で開け閉めのできない窓を「フィックス窓」という。
映像分野では「固定」の意味でカメラを固定した撮影を「フィックス撮影」という。

フェーズ(phase)
「局面」「位相」「段階」「区切り」という意味。
ビジネスシーンでも同様の意味で使用されることが多い。

プライオリティ(priority)
「優先度」「優先順位」という意味。ビジネスシーンでも同様の意味で使用される。

ブラッシュアップ(英語とは意味が異なるため注意)
ビジネスシーンで使用する場合のブラッシュアップは「完成度を高める」「磨きをかける」「より良くする」という意味で使用される。
英語の”brush up”は「勉強をし直す」「知識や技術を取り戻す」という意味なため注意が必要。

ブランディング
「ブランド化する」「ブランド力をつける」「ブランドを形作る」「企業価値・イメージを高く・良く認知してもらう」という意味で使用される。

フレックスタイム
労働者自身が日々の労働時間の長さあるいは労働時間の配置を決定することができる制度。弾力的労働時間制度の一種。 フレックスタイム制は、一般的には労働者の個々の生活に応じた柔軟な労働時間配分を可能とする。(ウィキペディア)

ブルー・オーシャン
「競争相手のいない市場」「未開拓な市場」という意味。
対義 レッドオーシャン

ブレインストーミング(brainstorming)法
会議方法の一つで「集団発想法」「集団思考」「課題抽出」とも言う。
アイデアを集団で自由に意見を出し合うことで、新たな発想を生み出すことや、アイデアを昇華させる会議手法のこと。
この会議手法には①アイデアを批判・評価しないこと、②自由にアイデアを出すこと、③質よりも量を重視すること、④アイデアを結合・発展させること、という4つのルール(定義)がある。

プレゼン/プレゼンテーション(presentation)
企画や計画、商品をわかりやすく説明をすること。視覚的資料を用いて行うことが一般的。

プロパー(proper)
直訳では「適切な」「正確な」「妥当な」「ふさわしい」「固有の」という意味。
ビジネスシーンでは「プロパー社員」という使われ方をする。意味は「その会社に新卒で入社した社員」を指すことが多い。対義的な言葉は「中途採用者」。
製薬会社では過去に医薬情報担当者(現在のMR)を「プロパー」と呼んだ。
アパレル業界では値下げしない商品を「プロパー商品」と言う。
流通業界では卸売業者から小売業者に卸される正規品を「プロパー商品」と言う。
金融業界では金融機関独自の融資を「プロパー融資」と言う。

プロモーション(Promotion)
直訳では「促進」「振興」「助成」「昇進」「昇格」「昇給」などの意味になる。
ビジネスシーンでは「販売を促進すること」という広い意味で使用されることが多い。その中には「広告宣伝活動」「PR活動」「人的販売活動」「販売促進活動」の4つが含まれる。

ベクトル
数学・物理分野:大きさと向きを持つ量のこと。
日常会話:物事の勢いと向かう方向を表すことが多い。考え方とも言える。
ビジネスシーン:勢い伴う方向性・考え方の方向を指すことが多い。

ペルソナ(persona)
直訳では「登場人物」「語り手」「役割」「人格」という意味。
マーケティングにおける概念でユーザー像のことを指す。
”ペルソナ” は ”ターゲット”に比べてより深く詳細な人物情報を設定していくことが特徴。

ボトムアップ
日本語では「下意上達」という。下位メンバーの提案を上層部が吸い上げることで意思決定をするスタイル。
対義 トップダウン

Part2の終わりに

たまが選ぶビジネス用語150選‼Part2はいかがだったでしょうか?

まだまだ、「これが紹介されていない!」「この言葉が知りたい!」などありましたら、お問い合わせフォームからご意見を下さると嬉しいです(^^)/

では、前回のPart1と次回のPart3も是非、ご活用ください!

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