社会人が知っておきたい ビジネス用語152選!!業界別の使い分け方もご紹介! Part3「マ行~ワ行」+「A~Z」編 

仕事

本記事はたま(私)が厳選した ”社会人が知っておいて損をしないビジネス用語152選” のうち「マ行~ワ行」と「A~Z」をご紹介します。すでにPart1では「ア行」~「サ行」Part2では「タ行」~「ハ行」ではをご紹介していますので、そちらのページも是非、ご活用ください。(随時更新予定)

なぜビジネス用語を紹介するのか?

たまは学生時代を含め、様々な業種・業界のお仕事を経験する機会がありました。

その経験の中で同じ用語でも業種・業界ごとに意味が違っていたり、まったく知らない用語があったりなど、困惑した経験があります。

また、他業種の方とお話しする際に相手の業種・業界の用語を知っているだけで、交渉や協働がスムーズかつ高い成果を挙げることが出来たこともあります。

これらの経験からビジネス(仕事の場)で使用される「用語」の知識は、きっと皆さんにも役立つものだろうと考え、今回の記事を作成しました。

お知らせ

ビジネス用語は同じ言葉でも業界ごとに若干異なる使い方をされることがあります。そのため業界によっては今回紹介する内容が100%正しいとは言えないこともあるかもしれません。また、できる限り業界ごとに意味が異なるような用語には複数の解釈を添えていますが不足もあるかと思います。

「この用語にはこんな使い方があるよ」「この使い方はあまりしていないよ」など、皆様からご意見を頂けると、ありがたいです。ご意見はお問い合わせフォームよりお願いいたします。

それではご紹介していきます!多くの方にご活用いただければ幸いです(^^)/

たまが選ぶビジネス用語150選 Part1

タグとその意味

類似 ⇒ 似ているが異なる意味の言葉

対義 ⇒ 反対の意味、もしくは対になって使用される言葉

関連 ⇒ 関連のある言葉

ま行(12単語)

マイル(mile)
ヤード・ポンド法での長さの単位のこと。1国際マイル=1760ヤード=1609.344メートルを指す。
マイレージサービスのポイントの単位(マイレージサービスは航空会社のポイントプログラムのこと)。

マイルストーン(mile‐stone)
もともとは1マイルおきに道路に置いてある標石のこと。
ビジネスシーンではプロジェクトの進行具合を図る目安として使用される。「〇次目標」「中間目標」という意味で使用される。

マインドセット(mindset)
直訳では「(人の固定された)考え方・物の見かた」「(人の)好み・習慣」という意味。
心理学領域では「無意識の思考・行動パターン」「固定観念・思い込み」「思考の癖」という意味。
ビジネスシーンでは「個人のマインドセット」と「組織のマインドセット」の2種類がある。

マスト(must)
直は「~しなければならない」「~するべき」という意味。
ビジネスシーンでは「絶対に必要なこと」「外せない要件」を意味する。


マター(matter)
直訳では「案件」「事項」「内容」「事柄」という意味。
ビジネスシーンでは「担当」「責任」「案件」という意味で使用される。

マネタイズ(monetize)
直訳では「収益化する」「貨幣を鋳造する」「通貨を発行する」「資産などをお金に換える」という意味。ビジネスシーンでも同様の意味で使用される。

マルチソーシング
業務の分野ごとに最適な委託先企業を選び、複数の専門組織・企業と委託契約を結ぶこと。
関連 アウトソーシング , クラウドソーシング , コ・ソーシング


メソッド(method)
直訳では「方法」「方式」「順序」「道筋」「秩序」「規則正しさ」「几帳面」という意味。
ビジネスシーンでは基本的にその「企業・組織・個人の体系的な方法・方式」という意味で使用されます。

メンター(mentor)
直訳では「信頼のできる相談相手」「良き師」「助言者」「導く」「指導する」という意味。
ビジネスシーンでは新入社員・若手社員の指導的役割のことを指す。

メンティー(mentee)
直訳では「助言者の指導を受けている者」という意味。
ビジネスシーンでは「メンター(mentor)に指導を受けている者」という意味で使用される。

モアベター(同義:ベター)
1980年代に日本で生まれた造語。英語の「more」と「better」をつなぎ合わせた言葉。英語としては正しくないため、英語圏では使用しない言葉。意味としては「より良い」「より優れた」「もっと良い」などの意味で使用される。

モジュール(module)
直訳では「全体が交換できるようになっている、部品などの集まり」という意味だが、「モジュール」自体も意味となる。業界により意味が異なる。
建築業界:基本寸法のこと(「メーターモジュール」や「尺モジュール」という)。または「モジュラー工法の構成物の構成要素」のこと。
製造業:「製品を構成する交換可能な部品群」という意味で使用される。
IT業界:「構造物や組織の構成要素」「交換可能な部品」という意味で使用される。

や行(4単語)

◆ユーザーインターフェイス(UI)
「User Interface」の略。製品・サービスとユーザーとの接点(Interface)全てのこと。Webサイトで言えば、見た目や使い勝手のことで、「文字の大きさ」「色」「ボタンの形や文言」「画像」「メニューなどの操作性」などが含まれる。
関連 UX

ユーザーエクスペリエンス(UX)
直訳では「ユーザー体験」となる。製品やサービスを通じてユーザーが感じる「使い勝手」「印象」「感動」などの体験・経験の全てを指す言葉。 
関連 UI

ユーザビリティー
ユーザーが製品やサービスを使用する際の「使い勝手・使いやすさ」のことを意味する。ユーザビリティーが低ければユーザーエクスペリエンス(UX)が悪くなり、高ければUXも良くなる。 

ユーティリティー(utility)
直訳では「実用性」「有効性」「役立つこと」などと訳される。ビジネスシーンでは仕事をするうえで「役立つもの・こと」を指すことが多い。建築業界では部屋や場所に「ユーティリティー〇〇〇」とつける場合には「多目的」を意味することが多い。スポーツ業界においては「ま万能」を意味し、多数のポジションや役割をこなせる・得意な条件が多いなどの特徴をもった選手を「ユーティリティープレーヤー」と呼ぶ。

ら行(14単語)

ランニングコスト
定期的にかかるサービスを利用し続けるためのコスト(月額費用など)
対義 イニシャルコスト

リードタイム(lead time)
工程やプロジェクトの始まりから終わりまでにかかる時間・期間を示す。同義的に使用される言葉に「納期」がある。納期はを表し、リードタイムはを表すため実際には意味が異なる。

リスキリング(reskilling)
新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること
(経済産業省 / リクルートワークス研究所)

リスクテイク
「危険の可能性を予測して、受け入れる」という意味。完璧にリスクを回避することが難しいために、あえて引き受けることで後の利益などのリターンを求めること。
類似 リスクヘッジ リスクマネジメント

リスクヘッジ
「危険を予測して、その危険を回避するための対策」という意味。
類似 リスクテイク リスクマネジメント

リスクマネジメント
「危険・問題が生じる可能性を予測し、対応できるための管理体制を整える」という意味。
類似 リスクテイク リスクヘッジ

リスケ
「スケジュールの再調整・組み直し」という意味。
関連 オンスケ , ビハインド

リソース(resource)
直訳では「援助」「手助け」「資金」「資源」「資産」という意味。ビジネスシーンでは「能力・時間・資金・資源・資料・資材」などの資源全般のこと。

リテラシー(literacy)
直訳では「読み書きの能力」を意味する。
ビジネスシーンでは「ある特定の分野・範囲に関してある程度の知識を持ち、理解して活用ができるの能力」として使用される。そのため各業界や分野と合わせて「ネットリテラシー」「金融リテラシー」などのように使用される。
類似 コンピテンシー

レジュメ
会議などで話される中身の概要。講演会など既に結論や内容が決まっている一方的な情報伝達の場で用いられることが多い。
類似 アジェンダ

レスポンス(response)
直訳では「応答」「反響」「返答」「回答」「対応」という意味。ビジネスシーンでも同様の意味で使用されている。

レッドオーシャン
「競争相手の多い市場」「開拓済みで参入が困難な市場」という意味。
対義 ブルーオーシャン

ローンチ(Launch)
直訳では「進水させる」「発売する」「発信させる」「開始する」という意味。
ビジネスシーンでは「自社商品や自社開発製品・サービスの販売および提供の開始すること」という意味で使用されることが多い。また新規事業の立ち上げ時や市場への参入時にも使用されることがある。

ロングテール(ロングテール戦略)
「主力の商品やサービス」に頼るだけでなく、多数の「あまり売れないニッチな商品群」の売り上げを積み重ねることで、全体的な売り上げを確保するマーケティング戦略のこと。

わ行(2単語)

ワークフロー(work flow)
work(仕事)と flow(流れ)を組み合わせた用語で「仕事の流れを図式化したもの、もしくはその流れ自体のこと」という意味で使用される。

ワーク・ライフ・バランス(別称ライフ・ワーク・バランス)
仕事と生活のバランス(調和)のこと。
日本では「人々の働き方に関する意識や環境が社会経済構造の変化に必ずしも適応しきれず、仕事と生活が両立しにくい現実に直面している。」という国民の状況をから、内閣府によって「仕事と生活の調和(ライフ・ワーク・バランス)憲章」が2007年に策定されている。
(内閣府HP)

A~Z(21単語)

ADL(Activities of Daily Living )
直訳では「日常生活動作」「日常生活活動」と訳される。元々は医療系の用語であり、昨今も医療・介護・福祉の領域では常用されている。なお定義としては「日常生活を送るために最低限必要な日常的な動作」とされており、項目としては「起居・移乗・移動・食事・排泄・更衣・入浴・整容」動作がある。
代表的な評価の方法にはFIM(Functional Independence Measure)とBI(Baethel Index)がある。

AIDMA(アイドマ)
消費者の購買行動・決定プロセスを説明するモデルの一つ。
① 商品・サービスを知る・注意(Attention)
② 興味をもつ・関心(Interest)
③ 欲しいと思う・欲求(Desire)
④ 記憶する・記憶(Memory)
⑤ 購買を決定,行動する・行動(Action)
※①を認知段階、②~④を感情段階、⑤を行動段階と区別する。

ASAP(エーエスエーピー・アサップ・エイサップ)
「出来る限り早く」の英語「as soon as possible」の略。

B to B
企業間の取引・ビジネス「Business to Business」の略。

B to C
企業と消費者の取引・ビジネス「Business to Business」の略。

BPO(business process outsourcing)
業務プロセス委託。人事や総務、経理などのビジネスプロセスについてを委託するアウトソーシングのこと。経営資源の観点から戦略的に実施するアウトソーシング手法。
関連 ITO , KPO

DX(Digital Transformation)
端的には「デジタル化による社会・生活の変化」という意味。
経済産業省の定義では「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。」となっている。
(経済産業省 「DX推進指標」とそのガイダンス 2019.7)

ITO(IT outsourcing)
自社の情報システムに関する業務をまとめて外部に委託すること。
関連 BPO , KPO

KGI(Key Goal Indicator)
「重要目標達成指標」「経営目標達成指標」などと訳される。
端的には「何をもって成果(ゴール)とみなすのか」や「最終目標」という意味。

KPI(Key Performance Indicators)
「重要業績評価指標」と訳される。
端的には「目標の達成度合いを評価する指標」や「中間目標」という意味。

KPO(knowledge process outsourcing)
知的業務委託。拠点の多くはインドや中国に構えている。
関連 BPO , ITO

OJT(On the Job Training)
「業務に従事しながら、実践を通じての職業教育」のこと。
研修などの現場・実務の場を離れて行う教育をOFF-JT(Off the Job Training)という。

PDCA/PDCAサイクル
Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)→Plan(計画)のサイクルで継続的な業務改善・工程改善を促す技法。
関連 SPDCA

QOL(Quality of life)
医療・介護・福祉の領域で使用されている用語で「生命の質」「生活の質」という意味。

QOD(Quairity of Death)
医療・介護・福祉の領域で使用されている用語で「良い死」「質の高い死」「尊厳死」などと訳されている。訳された日本語では伝わりづらいが「死までの過程」すなわち、終末期で最期を迎えるにあたり、「家族と」「病院で」「穏やかに」などの「誰と」「どこで」「どのように」迎えるかをめぐる考え方。

SCSESCISE
SCSEはカリフォルニア州のディズニーランドで作られた行動規準。
SCISEはディズニー社のライセンシーであるオリエンタルランドが東京ディズニーランド、東京ディズニーシーを運営するにあたって最も大切にしている規準。
Safety(安全)、Courtesy(礼儀正しさ)、Inclusion(インクルージョン/歓迎し尊重する)、Show(ショー)、Efficiency(効率)の頭文字。
(OLC GROUP HP)

SDGs(Sustainable Development Goals)
直訳すると「持続可能な開発目標」。2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標。ゴールは17個、ターゲットは169個。
関連 サスティナビリティ

SMARTゴール・SMARTの法則
ジョージ・T・ドラン博士が提唱した「具体的かつ達成可能な目標」を立てるための法則、もしくはその目標自体のこと。下記の項目の頭文字。
Specific(具体的)
Measurable(測定可能)
Achievable(達成可能)
Realistic/Relevant(現実的/関連した)
Timed(期限が明確)

SOAP
医療分野で患者のカルテを記載・記録するための技法。下記の項目の頭文字。
Subjective(主観的情報)→患者自身の訴えや家族からの情報
Objective(客観的情報)→診察・検査で得られた情報
Asessment(判断・評価)→SとOで得られた情報からの総合的は判断・評価
Plan(計画)→Aに基づいた治療や療養の計画・方針

SPDCA
業務・工程改善で使用されるPDCAサイクルを改良したリハビリテーション分野で使用されている手法。通常のPDCAの前にSurver(調査)が追加されている。計画を立てる前にしっかりと調査を行うことが重要であるということ。
関連 PDCA

Z世代
アメリカの「ジェネレーションZ」という言葉から生まれた日本の用語。定義は「1990年半ばから2010年代生まれの世代」。

Part3の終わりに

たまが選ぶビジネス用語150選‼Part3はいかがだったでしょうか?

まだまだ、「これが紹介されていない!」「この言葉が知りたい!」などありましたら、お問い合わせフォームからご意見を下さると嬉しいです(^^)/

前回までのPart1「ア行~サ行」編Part2「タ行~ハ行」編も是非、ご活用ください!

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